私は今でこそ、子供たちが学校に行っている間一人で家事や仕事をしていますが、子供たちが小さい頃は本当に一人時間というものがなく辛かったです。24時間ずっと緊張し続けているようなもので、子供がおとなしく遊んでいたり、お昼寝をしていても、「危険はないか?」「息をしているか?」「問題ないか?」と気を張っていなければなりません。24時間って言ったって、寝ている間は別でしょ?と言われればまあそうですけど、でもやっぱり、自分だけではなく誰かに気を配っていることには変わりない。
でも・・・
「一人になりたい」
ってあんまり大きな声では言えませんでした。なんとなく罪悪感があった。当時はいっぱいいっぱいで「助けて」「つらい」という本音が言えなかったんですよね。
なぜ一人になりたいと言えなかったのか?
だって母親なのに、一人になりたいとか言ったら、子供どうすんの?と非難を浴びるんじゃないかと思ってた。当時、栃木で知り合いもほぼなくて、孤独に育児していたので余計精神的に落ちていたところはある。実家も電車で2~3時間かかるところだし、「ちょっとお願い」という距離ではない。ママ友ができても、ママ友に子供任せて一人のんびり・・・なんてことはできないし、週末は夫がいるけど、私が1人になれるわけではなく、あくまで1人で見ていたのが2人になるだけ。実家に帰って、やっと心から子供を見ている緊張感から解き放たれる感じ。市のファミリーサポートも検討したけど、サポーターとの面接、交通費、時間給等考えるとめんどくさくなっちゃって登録せずに終わった。でもこれは登録するべきだったかもしれない。
ああ。。。一人になりたい。自由時間が欲しい。
ずーっと、切に思ってました。
「子育て期間は短いから少しの間くらい我慢しなさいよ」
なんて、今、赤ちゃん育児している人には絶対言えない。その言葉は母親たちを追い詰めるだけ。赤ん坊に何かあったら真っ先に母親が責任を問われる。24時間気を張ってみているのに。
この感覚は多分、母親になって、一人で赤ちゃん育児している人にしかわからないと思うし、今その状態の人は自分の状況を言えないから周りに伝わりにくいと思う。がんばってがんばって辛くなってどうしようもなくなってしまう新米お母さんが私の知り合いにも何人かいた。子育てするまでわからなかったけど、赤ちゃんはかわいいだけじゃない。母親は初めての経験を数々こなしていく中で孤独と緊張と不安にも見舞われる。「母親なんだから」で片付けないで、「大丈夫?いつでも話してね」って言ってあげないとダメなんだ。
旦那さんに言えればいいけど、旦那さんも仕事で疲れてるのに言えない、言う頃には子供はいい子に戻ってる。ちょこっとお手伝いするんじゃなくて、丸一日赤ちゃんと過ごして喜怒哀楽に全部一人で対応して欲しい。
私はそう思ってました。言えなかったけど。
旦那さんは、週末自分都合で出かけたり、夜飲み会に行くのは「行ってくるね」で済むのに、私は「○日出かけたいんだけど、子供見ててもらっていい?」となぜかお願いすることにもずっと疑問だった。なんだろう、この不公平感。旦那さん⇒私は「報告」で、私⇒旦那さんは「お願い」になる。これうちだけかと思ったら、わりとどこの家庭でも似たようなもんらしい。特に子供が小さいうちは。母親と赤ん坊&幼児はセットみたいだ。これは私がもっと初めからあれこれ手を尽くして旦那さんに子供を見てもらう機会を作るべきだったと思う。はっきり言って、失敗したパターンだ。うまくそうやって初めから夫婦連携できているおうちは、母親が出かけるときでもスムーズにいっている気がする。でもねー、専業主婦だったし、自分が出かける方が圧倒的に少なくて、子供の母親依存がすごかったから、なかなか難しかったな、それは。
結局どこに行くにも子供に目を光らせてないといけなくて、出不精になってしまった。それでもなんとか本読んだりインターネット楽しんだりしてがんばってきた。「とにもかくにもお母さんは十分頑張っている」というのは間違いない事実だから、今、まさに育児でしんどいなーと思っている人は、もうちょっと自分に甘くなってもいいと思う。
あとはやっぱり「一人になりたい」ってもっと言ってもいいのかも。
この本に救われた
有名な本だけど、このシリーズで明橋先生が母親に対して言ってくれる言葉に救われました。
関連リンク
とってもいい記事があったのでシェアします!!!
誰にも邪魔されず
最後までやり遂げたい
達成感を得たい
これだ!これだよ!!!!
あー私も育児真っ最中にこれを思いつけばよかった。(しかし、育児真っ最中はおそらくそんな余裕はなかった)
自分の育児の大変さがうまく説明できなくてもやもやしている人は長いけど読んでみて!!!
子育てを大変だと感じる本当の理由。休む暇がないことが大変なんじゃない。
子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法〜ママちゃん3人の子育て満喫中☺︎〜というブログの方の記事のようですね。すばらしい。