シリーズ510万部突破したという旅の指さし会話帳の中から、『旅の指さし会話帳21JAPAN』をモニターさせていただきました。
大学卒業以来、海外旅行には行っていないので、このシリーズの存在も知らなかったのですが、かわいいイラスト付きのカラフルな誌面で、旅が楽しくなりそうな書籍だなと思いました。
旅の指さし会話帳シリーズ
旅の指さし会話帳は、その名のとおり、本にあるイラストと言葉を指さして、言葉の通じない人とコミュニケーションを取ることを目的としたツールです。
いわゆるガイドブックとは異なり、各シーンに合わせた単語がぎっしり掲載されています。ラインナップは、世界約80ヵ国の国と地域!
「海外でツアーコンダクターなしで本場の食べ歩きに行きたい!」
「仕事でいきなり中国語が必要になった」
と言ったケースに愛用されているとのこと。
『旅の指さし会話帳21JAPAN』を詳しく見てみよう!
では実際に本の中身を紹介しますね。
私は、特に海外に行く予定もなく、モニターの依頼があった時にどの国にしようか悩んだのですが、「日本のことを説明するのに便利かな?」と思い、『旅の指さし会話帳21JAPAN』を希望しました。
日本を訪れる外国人のための指さし会話帳。全編、英語と日本語を併記しています。海外へのホームステイにも人気です。旅の指さし会話帳JAPANなら日本の観光旅行で、ぶっつけ本番で会話ができる!厳選の使える日本語/英語を3000語以上収録。日本の本当の姿にふれられる1冊
初版2001年で、さすがに15年前に作られているので情報がところどころ古いです。現在、公式サイトでは、紙書籍&電子書籍ともに品切れです。勝手な予想ですが、新バージョンを作っているのではないかなーと思います。
日本の情勢についてはやや古いものの、変わらないものもたくさんあります。
まずは著者から日本の方々へのメッセージ。この本を持った外国人に話しかけられたら対応してね、的な。
そして使い方。
並んでいる単語を指さしで使おう、と書いてあります。
シーンごとにカテゴリ分けされているので、使いそうなところを事前にざっと読んでおくといいですね。
まずは空港で使うような単語が並んでいます。こういうのは旅行者には大切ですよね。日常的には使わないものですから。日本語⇔英語が載っているので、ここは普通に日本人も海外旅行に行く時に使えそう。
次に道の聞き方。こちらも英語での単語がぎっしり載っています。短期旅行の場合はあんまり使わないかな、と思うような建物名もありますが。
「移動」のカテゴリの単語は汎用性があり、覚えておくと色々なシーンで使えそうです。
東京メトロの路線図のアップデートは2004年4月ということで、これはもうかなり今と変わっていそうですね。色んな私鉄が乗り入れているので、外人さんにはより複雑になっているのかな?東京出身の私も栃木に住んで10年以上たつのであれこれ変わっていて「???」となるくらいですから。
洋服の単語や色の単語など、フルカラーで見ているだけでも楽しいページです。
日本の料理のページ。こちらは写真ですね。
有名な日本食でなんでサザエのつぼ焼きが登場しているのかわかりませんが・・・。著者が好きなのかしら。
外食バージョンと、
おうちご飯バージョン。
後半はモノクロです。
あまり使う機会を持ちたくない病院関連のページ。
こちらもトラブル系のページなので、できれば使うことなくすませたいですが、結構ありますよね、トラブル。
いざという時に必要な単語たち。ここに載っていると覚えておくといいでしょう。
そして、こちらの「日本人を理解するためのヒント」という章ですが、これはですね、正直、半分くらいはまあまあわかるけど、残り半分は「え~そうかなあ・・・?」と思うような内容でした。かなり著者の考え方の偏りを感じまして、日本人一般がこうだと他国の方に思われたくないなあと思いました。それとも外国の方と比較したらそう見えるのでしょうか。
もっと日本人のいいところいっぱいあげてくれればいいのに、見栄などについてのコラムがあったりね。読んでて少し悲しくなりました。みんながみんなそうじゃないよ、それ一部の人だよ、と言いたい。もしも、新しいバージョンが出るならここは改善してほしいな。
背表紙は、このように筆談ができるようになっています。
水性ペンを一緒に持ち歩いて絵を描いて説明したり、何度も使えるので便利かも。
全体的には、イラストもかわいいし、持ち運びに便利な軽くていいサイズ。ぱらぱら見ているだけでも楽しい本ですね。
この日本バージョンは、外国の方へのプレゼントに贈られることも多いようです。
私は中学生になった子供の英語副教材としてあげようかなーと思いました。
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